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2015年1月4日日曜日

続 NHK紅白歌合戦にみる男尊女卑

今年、ではなくて昨年末のNHK紅白歌合戦を観た。
演歌やポップスをテレビで観たり聞いたりするのは1年を通してこの機会だけだから、初めて見たり聞いたりする歌手やグループがたくさんいる。

この歳になると、若いグループの歌はただ騒がしいだけでちっとも魅力を感じない。
もともと好きでないEXILEの2番煎じみたいな「三代目 J Soul Brothers」とかいう初めて聞く変な名前のグループが歌い出したときには、チャンネル変えようかと思った。
ところがこのグループが昨年のレコード大賞をとったことを後で知り、愕然としてしまう。

演歌も特に好きではないが、石川さゆりの「天城越え」のような演歌とかポップスとかのジャンルを超えたような名曲には聞き惚れてしまう。
ただ、石川さゆりの歌唱力は歳とともにずいぶん落ちてしまった。

もう退場してもいいのではと思うような老人演歌歌手の中で、若手で目立ってがんばっている氷川きよしが「ちょいと気まぐれ渡り鳥」のような股旅ものを今どき歌っているのはどうなのだろうか。

紅組では石川さゆりが、白組では長渕剛がとても良かった。
というか、それ以外はどうでもよかったみたいな。

さて、久しぶりにブログを書くのに、このようなことをつらつら書いてしょうもないという感じではあるが、どうしても大トリのことを書いておかなければという責任感が書かせている。

2年前の紅白歌合戦を見て、そのとき「NHK紅白歌合戦にみる男尊女卑」という記事を書いた。
大トリはいつも男ばかりではないかとNHKに文句をいったものだ。

ところが今回の大トリは松田聖子だった。
NHKが私のブログを見て反省して松田聖子にしたのか。
なわけない。

それで、訂正とお詫びをかねてこのブログを書いているしだいだ。

前回はネットで調べてもわからなかったのだが(検索語がよくなかった)、今回「紅白歌合戦 大トリ」という単純な検索でたくさん私の知りたい記事がヒットした。

それで歴代の大トリを知ることができたので、ここに記しておく。



1951年 藤山一郎   「長崎の鐘」
1952年 藤山一郎   「オリンピックの歌」
1953年 灰田勝彦   「野球小僧」
1953年 藤山一郎   「丘は花ざかり」
1954年 霧島昇    「石狩エレジー」
1955年 藤山一郎   「ニコライの鐘」
1956年 灰田勝彦   「白銀の山小舎で」
1957年 三橋美智也    「リンゴ花咲く故郷へ」
1958年 三橋美智也    「おさらば東京」
1959年 春日八郎   「東京の蟻」
1960年 三橋美智也    「達者でナ」
1961年 三波春夫   「文左たから船」
1962年 三橋美智也    「星屑の街
1963年 美空ひばり  「哀愁出船」
1964年 美空ひばり  「柔」
1965年 美空ひばり  「柔」
1966年 美空ひばり  「悲しい酒」
1967年 美空ひばり  「芸道一代」
1968年 美空ひばり  「熱祷(いのり)」
1969年 美空ひばり  「別れてもありがとう」
1970年 美空ひばり  「人生将棋」
1971年 美空ひばり  「この道を行く」
1972年 美空ひばり  「ある女の詩」
1973年 北島三郎   「変えろかな」
1974年 森進一    「襟裳岬」
1975年 島倉千代子    「悲しみの宿」
1976年 都はるみ   「北の宿から」
1977年 五木ひろし  「灯りが欲しい」
1978年 沢田研二   「LOVE(抱きしめたい)」
1979年 八代亜紀   「舟唄」
1980年 八代亜紀   「雨の慕情」
1981年 北島三郎   「風雪ながれ旅」
1982年 森進一    「影を慕いて」
1983年 細川たかし  「矢切の渡し」
1984年 都はるみ   「夫婦坂」
1985年 森進一      「女もよう」
1986年 森進一      「ゆうすげの女」
1987年 五木ひろし  「追憶」
1988年 北島三郎   「年輪」
1989年 石川さゆり  「風の盆恋歌」
1990年 森進一    「おふくろさん」
1991年 谷村新司   「昴-すばる-」
1992年 北島三郎   「帰ろかな」
1993年 北島三郎   「まつり」
1994年 都はるみ   「古都逍遥」
1995年 細川たかし  「望郷じょんがら」
1996年 北島三郎   「風雪ながれ旅」 
1997年 五木ひろし  「千曲川」
1998年 和田アキ子    「今あなたにうたいたい」
1999年 北島三郎   「まつり」
2000年 五木ひろし  「山河」
2001年 北島三郎   「山」
2002年 五木ひろし  「おふくろの子守唄」
2003年 SMAP     「世界に一つだけの花」
2004年 小林幸子   「雪椿」
2005年 SMAP     「Triangle」
2006年 北島三郎   「まつり」
2007年 五木ひろし  「契り」
2008年 氷川きよし  「きよしのズンドコ節」
2009年 北島三郎   「まつり」
2010年 SMAP     「This is love'10 SPメドレー」
2011年 SMAP     「SMAP AID 紅白SP」
2012年 SMAP     「SMAP 2012'SP」
2013年 SMAP     「Joymap!!」
2014年 松田聖子   「あなたに逢いたくて~Missing You~」

*1953年は2回あったみたい。


ということで、大トリはいつも男でNHKは男尊女卑ではないかという前回の私のブログはまちがっていた。
とはいえ、8年連続男で、今回9年ぶりに女ということであり、紅白の歴史全65回においても女は20回。
美空ひばりの10回連続を1回と数えれば、全56回中女は11回ということになり、男尊女卑というのもあながちまちがっていないのではないかとも思える。


◆ ムラサキカタバミ(カタバミ科カタバミ属) ◆

ムラサキカタバミ 2013.10.14撮影
コンクリート三面張りの幅2メートルぐらいの側溝の側面に力強く美しく咲いている。

 追記 2020.9.30  この回を含めて過去5回ムラサキカタバミを投稿しているが、すべてイモカタバミのまちがいであった。雄しべの葯が白であればムラサキカタバミ、黄色であればイモカタバミということ。最近まで知らなかった。恥ずかしい。

ムラサキカタバミ 2018.4.19撮影
こちらが本当のムラサキカタバミ。黄色の花が3輪見えるが、これはふつうのカタバミ。

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