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2013年4月18日木曜日

広島市 高齢者に冷たい仕打ち

広島市の広報2013.4.15付 レイアウトは変えた
広島市では65才以上の高齢者が市のスポーツ・文化施設を利用するときにはその利用料は無料であった。
それを今年の7月から有料にするという。

右の市の広報「市民と市政」には次のような記事が載っている。

――ここから引用

 市は、世代間の負担の公平化を図るため、スポーツ施設や文化施設などの公共施設利用料金の高齢者減免制度を見直します。これにより、7月1日から高齢者にも子ども料金と同額を負担していただきます。

 高齢者の健康増進や、社会参加を促進するため、市は昭和49年から、スポーツ施設や文化施設などの利用料金を免除してきました。
 制度開始当時、65歳以上の高齢者人口は6%でしたが、現在は20%と大幅に増加し、市民5人に1人が高齢者という状況です。

 このような状況を踏まえ、現役世代と高齢世代の世代間負担の公平化や受益者負担の適正化の観点から、これまでの減免制度を見直すこととしました。見直しに当たっては、これまでの制度が高齢者の健康増進や社会参加の促進を図ってきたことなども考慮し、高齢者に全額の負担を求めるのではなく、子ども料金と同額にすることにしています。

 7月1日から、下記の施設を利用される65歳以上の高齢者にも、子ども料金と同額を負担していただくことになります。(原爆障害者章、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳を持っている人は、これまでどおり無料です)

 皆さんのご理解、ご協力をお願いします。

引用ここまで――

今まで高齢者が無料で利用できていた施設というのは具体的には次のようなものだ。
広島市のホームページから
これらのすべての施設を高齢者は無料で利用できていたわけだ。
これまでの広島市政に敬意を表したいと思う。

私は区のスポーツセンターを週に1度利用している。
ほとんど卓球での利用だが、プールもときどき使う。
卓球は大人料金260円で、月に1000円を超える出費だ。
それぐらいならどうってことはないと思う人も多いだろう。
私もまあ何とかがまんできる範囲だ。

しかしプールは480円。
これは高いと思う。
これが卓球と同じく260円なら利用頻度を倍にできるしそうしたい。

料金の負担感は人によってまちまちではあるが、料金の多寡と施設の利用頻度にはまちがいなく相関関係があると思う。
利用料免除を楽しみにして歳を重ねてきた人もたくさんいただろうし、高齢者の多くがこの市の仕打ちを恨めしく思っていることだろう。

共産党広島市会議員団 市議会報告(3・4月号)から
「高齢者の健康増進や社会参加を促進するため」という今までの利用料免除目的はどうなるのだろう。
高齢者人口が大幅に増えたからといっているが、だからこそこのような施策がますます必要なのではないか。

「世代間の負担の公平化」というのは、小泉以来の世代間を対立させる姑息な手法だ。
誰だって高齢者になっていくのだ。

この4/15付の市広報では、3面が予算特集で、見出しは「世界に誇れる「まち」の実現に向けた取り組みを加速させる予算です」とある。
高齢者にこのような冷たい仕打ちをしておいて、何が「世界に誇れるまちの実現」かといいたい。

プールなどは大人料金を240円にして、高齢者と子どもは無料にすべきだ。

国が年金や介護、医療などで高齢者を痛めつけるからこそ、自治体が高齢者を守ってほしい。
国といっしょになって自治体が高齢者をいじめることは許せない。


◆ ヒメオドリコソウ(シソ科オドリコソウ属) ◆
ヒメオドリコソウ 2013.3.28撮影
年々増えてきている気がする。群生の規模が大きくなっている。写真に見られるように、ホトケノザといっしょに生えていることが多い。ホトケノザもそうだが、シソ科の特徴である唇弁花のピンクがかわいらしい。その花が環状に並ぶことを踊り子にたとえているらしい。花に比べて葉が鎧をまとっているようでちょっと…

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