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2012年10月29日月曜日

「最後のご奉公」が聞いてあきれる石原慎太郎

石原慎太郎が都知事を辞めて国政に乗り出すという。
記者会見を見ていたら、いつもの得意満面の傲慢あふれる卑しい笑顔で「最後のご奉公」だと言っている。
聞いてあきれる。
彼がいったい今までどんなご奉公をしてきたというのか。
自身の地位、名声、カネなどの我欲を追求してきただけだ。

例えば彼の都知事としてのご奉公ぶりだが、赤旗が次のようにまとめている。
赤旗2012.10.27付 レイアウトは変えた

2012年10月25日木曜日

インテリとは何か クリスチーヌ・レヴィ vs 山泉進

NHKのETV特集で今年初めから「日本人は何を考えてきたか」というシリーズをやっている。
気にはなっていたが、堅そうな番組みたいで敬遠していた。
ところが知人が強くすすめるものだから、第4回から録画だけしておいた。
そのまま放っておいたのだが、つい先日第4回の「非戦と平等を求めて~幸徳秋水と堺利彦」を視聴した。

NHKならではのいい番組だ。
幸徳秋水と堺利彦を積極的に評価している。

しかし私が注目したのはこの番組の案内役をつとめたクリスチーヌ・レヴィというフランスの歴史学者だ。
流暢な日本語をしゃべり、幸徳秋水の「廿世紀之怪物 帝国主義」をフランス語に翻訳・出版している。
彼女の信念に貫かれた探求のまじめな態度がこの番組を魅力的なものにしている。

2012年10月21日日曜日

新聞と消費税増税

消費税増税に反対する人は1年前も今も50~60%だ。
過半数だとはいえ、なぜこんなに少ないのだろうかと思う。
私の感覚からすれば80~90%が反対であっていいと思うのだが。

この世論は新聞(全国紙)によってつくられたものだ。
見方を変えれば、新聞の力をもってしても消費税増税反対の声は今なお大きいともいえる。

今日の赤旗に「新聞のいま 元朝日新聞編集委員 落合博実さんに聞く」という記事があった。
落合氏の「権力の代弁者になるな」という主張は記事の後半にあるのだが、ここでは前半のみ転載する。

2012年10月19日金曜日

山中伸弥教授にノーベル人格賞を

山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞を受賞した。
iPS細胞の研究成果は本当にすばらしいものだし、ノーベル賞に異論のある人はいないだろう。
しかし、ここで述べたいのは山中教授の人柄だ。

彼の偉ぶった態度や発言を聞いたことがない。
これだけでも賞賛に値するが、彼の言動は本当に立派なものだ。

彼は彼の研究所で働く非正規の研究者のことを考える。
待遇改善のために自らフルマラソンにも出場する。

もっとも私が尊敬してしまうことは、iPS細胞の特許取得に対する彼の態度だ。
彼は何よりも世界に先駆けて特許を取得したいという。

ふつうは自分や企業の権益を守るために特許を取る。
アメリカの製薬企業などは、世界中から人類共通の財産である野生植物から薬を作り出し、特許を取り、金もうけをしている。
そのもとになっている野生植物の原産地などでは、高価なその薬の恩恵にはあずかれない。

2012年10月18日木曜日

ノーベル文学賞に思う

今日の赤旗にノーベル文学賞を受賞した莫言についての記事が載っていた。
赤旗2012.10.18付
中国国内では話題沸騰だが、本人はいたって冷静みたいだ。

「多くの期待をしていなかった。世界、中国には多くの優秀な作家がいる」
「私の文学は中国文学の一つの構成部分にすぎず、中国文学を代表する権利もない」

2012年10月10日水曜日

みごとな曹洞宗「懺謝文」だが、また過ちをくり返すのか

 今日の赤旗の「朝の風」というコラムに「『懺謝文』20年後の危機」というコラムが載っている。
赤旗2012.10.10付
仏教界の一部が過去の侵略戦争に荷担したことを公式に謝罪する声明を出していることは知っていたが、具体的にはよく知らなかった。

2012年10月8日月曜日

チャベス大統領再選 がんばってほしい

私的なことで心労が重なり、それが原因か生まれて初めてのぎっくり腰にもなった。
ブログも手につかず、気がつけば10日ぶりだ。
ブログそのものにも飽きがきたのかもしれない。

ベネズエラのチャベスが大統領選に勝利した。
4選ということに抵抗を感じる人も多いだろうが、私はとても喜んでいる。

近年の中南米の変化は人類の希望だと思っている。
資本主義がここまで行き詰まり、かといって中国やベトナムの共産主義に未来があるとも思えない。
中国などどこが共産主義かとも思う。

中南米では長い間キューバのみががんばっていたが、ここ10年ぐらいの間であっという間に社会変革が進み、コロンビアなどほんの一部の国を除いてほとんどの国がアメリカの支配から抜け出し、独自の地域共同体(米州ボリバル同盟、南米諸国連合、中南米カリブ海諸国共同体)としての特色を強めている。