2012年11月28日水曜日

ドラマ「積木くずし 最終章」は見なければよかった

穂積隆信の「積木くずし」は当時読んだ記憶がある。
穂積がその本を出版後、娘の再非行で世間からたたかれたことも断片的に記憶にある。
概して関心が薄かった。

先週の金土、フジテレビで2夜連続スペシャルドラマと称して「積木くずし 最終章」なるものが放送された。

NHKの大河ドラマだけは欠かさず見ているのだが、テレビドラマはほとんど見ない。
今回は赤旗で期待を持たせるような紹介をしていたので、つい録画してしまい昨日最後まで見てしまった。

結論を先にいうと、見なければよかった。

2012年11月27日火曜日

2012年11月24日土曜日

生活保護基準引き下げはみんなが困る

政府は財政制度等審議会やら社会保障審議会というところで生活保護を見直す作業をしている。
これは民自公の悪政談合トリオが8月に強行した社会保障制度改革推進法をもとにしている。

見直しのポイントとしては、

  ・保護基準を下げる
  ・保護費を下げる
  ・保護の有期化
  ・就労指導の強化
  ・医療費の一部自己負担
  ・薬は後発品を原則
  ・扶養義務の強化

などがあげられている。
11/17の政府の「新仕分け」によってこの方向性は強まっている。
どれも許しがたいことだと思うが、ここでは「保護基準の見直し」を中心に述べる。

赤旗2012.11.11付の記事だ。
赤旗2012.11.11付

すばらしい! 反原連のポスター

今日の赤旗に反原連(首都圏反原発連合)のポスターの実物が紹介されていた。
15政党の原発に対する姿勢をみごとにまとめている。
A4サイズでとても小さな字なのだが、一気に読んだ。

最初はこのポスターが全国紙の全面広告になるのか、またはポスター自体がチラシとして全国紙に挟まれるのかと思ってすごいことだなと思ったのだが、赤旗の説明をよく読むと、反原連に注文するか反原連のサイトからダウンロードするかだった。

金銭面を考えればまああたりまえだと気づく。

2012年11月22日木曜日

日本共産党決起集会 志位委員長の報告から

見るに、聞くに耐えない政治状況が連日続いている。
戦後ここまでひどい状態があっただろうかと思わせるほどだ。
あまりのひどさにブログも手つかずって感じ。

11/20に共産党は「総選挙必勝 全国いっせい決起集会」というのを行い、そのときの志位委員長の「報告」が今日の赤旗に全文載った。
ただいまの政治情勢を述べている部分からいくつか引用する。

――ここから引用(赤旗2012.11.21付)

 (日米安保条約発効以来)60年の歴史を概観しますと、かつては、自民党なりに、大企業本位のものであったとしても、国民に「展望」を語った時期もありました。1960年代、池田内閣が「所得倍増政策」を語り、70年代、田中内閣が「日本列島改造計画」を語ったこともありました。どちらも国民との間に激しい矛盾を引き起こしましたけれども、それでもこの時代には、まだ自民党は、彼らなりの「展望」を語ったものでした。

2012年11月17日土曜日

年金削減法成立 痛めつけられる年金生活者

野田が衆議院の解散を決めたと思ったら、民自公は駆け込み的に年金削減法などの悪法をばたばたと成立させた。
次のグラフは1年前の赤旗からだ。 
赤旗2011.12.26付
そもそも物価スライドというしくみは物価上昇で年金が目減りしないために導入されたものだ。
だから、2000年度~2002年度と物価が下がっても年金は下げなかった。
しかし、あの小泉が2003年度から物価スライドの名目で年金の削減を強行した。

2012年11月16日金曜日

今さら「ウソつき呼ばわりされたくない」はないだろ野田首相

今日衆議院が解散した。
報道によれば、野田首相が解散を決めた理由は「ウソつき呼ばわりされたくない」からだという。
それが事実なら、今さらそれはないだろうといいたい。

先ほどのNHK7時のニュースで玄葉外務大臣が野田を「バカ正直に…」と言っていた。
笑える。

野田はマニフェストを次から次へと破り、国民に対して大ウソをついてきた。
かつて中曽根康弘が「この顔がウソをつく顔に見えますか」といってウソをついたが、野田のウソはその中曽根の比ではないだろう。

2012年11月11日日曜日

「6000人の命のビザ」 杉原千畝物語

昨日知人から杉原千畝の映像が何かないかと問い合わせがあった。
たしか昔テレビドラマがあって、感動したのでDVDにしたはずだと思い、さがしてみた。
2005年に日本テレビが終戦60年ドラマスペシャルとして放映した「日本のシンドラー 杉原千畝物語 六千人の命のビザ」がでてきた。

7年前のアナログの録画だし、ちゃんと再生できるのかという心配もあって再視聴した。
反町隆史が主演しているのだが、実はあまり好きでない。
好きではないがドラマは感動的だし泣いてしまう。
「6000人の命のビザ」という事実が圧倒してくるのだ。

杉原千畝は私たち日本人の誇りだ。
あの侵略戦争に荷担した官僚の中に彼のような人間がいたということはどれだけ慰められるだろう。

2012年11月9日金曜日

加藤良之コラム 「誤りをただす姿勢が必要」

大住良之は会ったことも見たこともないが私が敬愛するサッカージャーナリストだ。
彼が赤旗のスポーツ面に不定期でコラムを連載している。
今日は久しぶりに掲載されていたので全文引用する。。

――ここから引用(赤旗2012.11.9付)
勝ちたい一心の不正 誤りをただす姿勢が必要

 プロ野球の日本シリーズ第5戦(11月1日)で起きた「事件」をご存じの方は多いと思います。

 巨人が5―2のリードで迎えた四回裏、バントをしようと構えていた巨人の加藤健選手が内角高めにきたボールをのけぞってよけ、倒れ込んで頭をかかえました。球審は死球と判断、日本ハムの多田野数人投手を危険球で退場処分にしました。

 しかしテレビのリプレーは、ボールが加藤選手に当たっていなかったことを見せつけました。ただサッカー同様、プロ野球でも特殊な場合を除き判定に当たってビデオを参照することはできません。日本ハム側の猛烈な抗議にも判定が変わることはありませんでした。

 ボールが頭に向かってきた加藤選手の恐怖は計りしれません。しかし実際にボールが当たったかどうかは、誰よりも本人がわかったはずです。

 人間の目で行う判定には限界があります。さらにその審判の目をだましてやろうという行為が加われば、審判は「ピエロ」になってしまいます。

 不思議なのは、サッカーで言う「シミュレーション(審判をだまそうという行為)」が明らかであるのに、巨人側から何の反応もなかったことです。

2012年11月8日木曜日

藤川球児 ゴールデンスピリット賞

今日の赤旗スポーツ面の小さなコラムが目を引いた。
赤旗2012.11.8付
プロ野球にあまり関心がなくて、藤川球児といっても初めて聞く名前なのだ。
Wikipediaを見てみると、名実そろった一流の選手で、いくら関心がないといってもこの人を知らないとは恥ずかしいなと思った。

しかしWikipediaに藤川のこれらの社会貢献活動が一行も触れられていないのはけしからんことだ。

親の気持ちもわからなくもないが、彼の場合は成功したからよかったものの、球児などという名前をつけるのはどうなのかな。

生活保護議論であまりにも対照的な2人の議員

11/6の赤旗に次のような記事が載った。
赤旗2012.11.6付
長尾たかしという人間についてまったく知らないのだが、彼の心は腐ってはいないかと疑ってしまう。
そのような人間を党の生活保護WTの事務局長に据える民主党の感覚はすでに腐りきっている。

2012年11月7日水曜日

『裁判員読本 冤罪判決実例大全』から

赤旗は日曜日に本の紹介を見開きの2面を使ってしている。
それで本を買うことはまずないのだが、たまに図書館で借りたりする。
本を買わなくてもこの欄はけっこうおもしろい。

11/4付に、「裁判員読本 冤罪判決実例大全」(日本国民救援会・裁判員制度検証プロジェクトチーム 編著 新協出版社)というかたそうな本の紹介が載っていた。
副題は「プロ(裁判官)の常識は素人(市民)の非常識」。

この本では職業裁判官による誤判事件を徹底的に批判しているのだが、そのなかから次のような例を評者(松井繁明弁護士)が紹介している。

―少女が9月16日に公園で少年らによって集団強姦された(未遂)事件。しかしこの日少女は現場から45キロメートルも離れた場所にいたことがわかります(逆アリバイ)。検察が起訴を取り下げるか、裁判所が無罪判決をするべきケースです。しかし検察は少女の供述を変えさせ、事件は9月9日だったと起訴内容を変え(訴因変更)、裁判所もこれを認めました。この日は大雨が降ったことが証明されました。少女の服はぬれていませんでした。それでも判決は有罪。公園に大雨が降ったことは認めるが、犯行現場だけは降らなかったかもしれないという理由でした。

政府の金融緩和圧力は消費税増税のため?

経済音痴で困っている。
赤旗の経済面はつい流し読みになる。
それでも昨日の「経済の視点」というコラムは妙に合点がいった。
赤旗2012.11.6付 レイアウトは変えた
政府が目指すのは消費税増税を実施するための「デフレ脱却」です。国民の暮らしをよくすることなど眼中にありません。

2012年11月5日月曜日

「赤い羽根」と町内会

今年も「赤い羽根共同募金」の季節になり、私のマンションのエントランスホールにもポスターが貼ってある。
この共同募金には本当に腹立たしい思いをしている。

私の住居のある町内会は1つのマンション(約100世帯)だけでできている。
10数年前このマンションに入居したとき、何の疑問も持たず町内会に入会した。

そしてこの季節、共同募金の回覧板が回ってくる。
募金額を記入し、後日班長が集金に回ってくるという段取りだ。

常々この共同募金のあり方に疑問を持っていた私は募金額記入欄に何も書かない。
10数世帯の私の階では募金に応じないのはおそらく私のみだ。
そして私だけが募金しないという事実をこの階の住民は全員知ることになる。

2012年11月2日金曜日

尼崎殺人事件 実名報道の是非

兵庫尼崎連続殺人事件の報道が連日続いている。
NHKも含めてほとんどのメディアがかなり初期の段階から容疑者の名を実名で報道している。
さらに顔写真もいっしょに公開されてきた。

一連の報道を見ていて、まあすべての犯行の主犯格はまちがいなく彼女だろうと思ってしまう。
そして報道を見るたびにこの女は本当に極悪人だとすり込まれていく。

ところで赤旗の報道だが、本日付現在をもってしても「被告(64)」という表現のみで実名を表記しない。
最初から首尾一貫してそうなのだ。
あまりにもかたくなな態度のように思われる。

そこで考えてしまう。
今までマスコミによってこいつはとんでもない犯罪者だと思わされてきた人物が、結果無実だったということはたくさんある。

巨人 阿部の愛のムチ?

野球にはあまり関心がないのだが、ニュースを見ているときに日本シリーズでの阿部のポカリを見てしまった。
一瞬固まってしまった。
こんな行為がNHKニュースで地デジの大画面で放映されてもいいのだろうか。

予想通りこの行為に対してはほとんどのメディアが肯定的に評価しているみたいだ。
そのニュースでもスタジオに招かれた野球OBが絶賛していた。
ネットでちょっと見てみても批判的な見解は見当たらない。
のみならず、「愛のムチ」ということで褒め称え、感動している人が多い。

阿部と沢村は大学の先輩後輩らしいし、2人だけの関係であれば問題ないのかもしれない。
まして学校教育における「愛のムチ」の欺瞞性とは比べようもないとは思うが…

それでも私は不快感をぬぐえない。
そう思っていたところ、10/30の赤旗スポーツ面に小さなコラムが載った。